【とちぎボランティアネットワーク】子供の貧困をなくそう「子供食堂」

【子供の貧困撃退チャリティーとして宇都宮オリオンスクエアで開催された「サンタdeラン」】

【林美幸談】私がサンタdeランの活動に出会ったのは5年ほど前になります。
「子どもの貧困撃退」と声をあげる皆さんのサンタのコスチュームで楽しそうに活動をしている姿を見て、この事業は「子どもの貧困」に関して関心のない方でも参加しやすく、課題に共感させることが出来る事業だと感銘を受けた。
「子どもの貧困」とは経済的貧困だけではなく、体験の貧困、教育の貧困、つながりの貧困、関係性の貧困など、子どもは置かれた環境で生きる状況が大きく影響される。つまり大人の問題が子どもに影響されるということになる。子どもは生まれてくる場所は選べない。その環境でどれだけ人との接点を持ち、育つ環境が影響されるのか。さまざまな社会課題は人間関係の希薄化が原因として影響されている。「家庭で不足する要因は社会で補うことで、子どもの育ちをサポートする」ことができる。行政は行政の役割。法人や団体はその専門性を活かした役割。それぞれの強みを活かし、弱みを補完する官民連携の仕組みが必要となる。子どもや親のセーフティネットとして多様な主体が連携を取り、誰ひとり取り残さない環境を作ることは、このサンタdeランの事業を通して社会に訴えていくことが出来ると信じている。世の中の子ども達がみんな笑っている毎日でありますように。12月はサンタクロースが街にあふれる社会をみんなで一緒に創りたい。

タイトルとURLをコピーしました