多様性って何だろう? 子供教育についての所感 <その2>

多様性は理解できるが、それを受け入れることは困難だった。昨今、しばし目にする不登校生の増加。様々な要因が有るだろうが、「学校に行かないで、どうするの?」の疑問に答えを持たず、学校が全てという画一的な考えを持っていたので学校以外の選択肢が無かったのだ。

私がやっていた学習塾は、信号色に例えると青に近い黄色か、赤に近い黄色が塾生の大半を占めていた。よって指導は2種類に分類。技量力(学力)と体力(心力)のアップ指導だ。それゆえ湯田道場と、良く保護者から言われたものだ(湯田教の教祖さま?笑)。

「心が弱い」子供には、宗教で救済するか、医療の薬で治療するかを、選択されると悲しくなったものだ。すべては努力のたまもの故に、祈ったり、薬の投与では解決に繋がらないと考えていた。

そんな私に、いま心境の変化が起きている。

発達障害、適応障害、統合失調症、自律神経失調症、いじめや引きこもり等で、学校に居場所が無いと悩み、しいては自殺へと過去に例を見ない症状が多くの子供達に起きている現実に遭遇しているからだ。

カウンセラー、臨床心理士等で対策はしているものの、画一的教育が抱えている多様性を受け入れ難い学校教育や家庭教育、ひいては地域全体の教育力の貧困。特に家庭教育力の衰えが著しい。

赤に近い黄色の子供達は?対策は?

 

 

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