コロナと勝負に出た那須塩原市長、連日マスコミに出っぱなし

感染対策日本一をめざして、全国初のPCR検査を実施する条例を可決した那須塩原市、9月28.29日に朝日TV、NHK、日本TVと連続の全国放送。取材に行った折、市長室がにわかに活気づいていた。久しぶりの市長室訪問である。

「ハイリスク、ハイリターン and ノーリスク、ノーリターン」は、経営の基本。コロナに戦々恐々として何も対策を練れず、唯、じっと沈静化を待っているだけなんて、おかげで経済界、特に観光事業と飲食事業の被害は甚大である。

「今までは、では無く、これからは」を考慮すべき時期に、渡辺みちたろう那須塩原市長は、勝負に出た。

現状を見守ることしか出来ない全国の自治体にあって、PCR検査を実施し積極的な安全対策を施した上で観光客を受け容れようという訳だ。ピンチをチャンスに変えようとする積極的な姿勢だ。行政の若返りと多くの若者に共感を覚えさせ「街おこし」の起爆剤となる可能性が高い。それだけに陽性反応が出た場合の風評被害というリスクは避けられない。

「一度もPCR検査してない温泉とちょっとだけ高くなるけど月1回 PCR 検査をしている温泉、どちらにいきますか?という問題です。月1回やることである程度は感染状況が可視化できると思います。また、感染対策はPCRだけではありません。今度は認証制度なども創設していきます。新しい事をやる時に完全じゃないからダメだという人もいますが、私は100%ではなくてもベストではなくてもよりベターな決定をこれからもしていきたいと思っています。」とは市長の弁。
 
市内にある飲食店も、この考えを採用すべきと考える、あらゆる安全対策をとっているお店として営業し、当然、PCR検査を導入した上でのリスク対策には、万全な対応を準備しておかねばならない。(湯田)
 

那須塩原市の「観光モデル」の合意発表の様子はこちら

 
 
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