勉強って何だろう? 子供教育についての所感<その1>

 

現実社会は、小学校の学力程度が有れば充分。中学、高校の学力は必要としていない。それは、すでに親が我が子に教えられないことでも明らかである。そんなものが不得意だからと言って劣等感を持ったり、得意と言って優越感を持つなど、ましてや最も大切な人格の形成に良い影響を及ぼすことなんてあり得ない。また、小学3年生で出来なくとも、小学5年生にもなると自然に簡単にできるようにもなる。ただ理解や暗記に遅いか早いだけの差である。そこに優劣の他人評価や自己評価をしてしまうことに問題がある。これらは勉強のひとつに過ぎないのだ。

情操教育とは、感情を自己の意思で操ること。要は「くじけない、あきらめない、なげださない」などの言葉で表されるように、ネガティブな感情からポジティブな感情にシフトする自己の意思決定力の養成を言う。それは主に課外学習に内包されている。チャレンジ精神は失敗しても「くじけない、あきらめない、なげださない」の心を育成させる。これが実社会で一番求められるものだ。必要とされているものだ。これらを大事に学習・勉強していって欲しいものだ。

記;湯田孝次

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