ただ、漠然と生活していては、夢は描けない。
夢とは日常生活の延長線に存在する。ゆえに日々一生懸命生きていかないと夢は描けないものだ。
一生懸命に生きるということは、自己の弱点や欠点に向き合い、これらを愛嬌に切り替える努力を言う、自分自身に無いものを、自分自身に求めても無駄、嘆くだけだ。それより補えあえる友人(パートナー)を作ることだ。そのためには欠点や弱点を愛嬌という武器に切り替えること、それが自分を生かすということになる。
「出会いの数だけ夢があり、出会いの数だけチャンスが有る」とは私の自説だ。人生とは、全てが出会いであり、人との繋がりで構成される。自分の殻に閉じこもったままでは夢が作れない、同様に今までと同じ仲間だけの付き合に夢が育まれないのなら新しい出会いと新しい友人を作ってみよう。
今のままではダメだと思うなら、新しい血を導入してみよう、方向を変えてみよう、と積極的になることを一生懸命と私は言う。愛嬌は人に愛されるから出会いの数もぐーんと増える。
そして、欠点のつきあいは信頼関係をもたらすが、長所のつきあいは取引関係となる。違いは、信頼関係は穴があったら埋めあい、信用取引は、穴があったら破綻する。これを前回では、価値観の共有と合理主義と設定した。
2021/02/25 湯田孝次